いわきあたりの林道ツーリング5
本日5本目となるその林道は金沢入宝坂林道。
最初入り口が見つからなく、行き過ぎてしまう。
だって草ボウボウで道になっていないんだもん。
看板はあるのだけど、WRの向いている方向がその林道です。
これって、普通、廃道ですよね?
みなさんだったらこの道走ります?
私もそりゃぁやめようと思いましたよ。
でもなぁ、通行止めにもなっていないし、マップルにも載っている林道だし、ひょっとしたら草が生えているのはこの10メーターくらいだけで、すぐに綺麗な道になっているのではないかなんて、都合のいい解釈などをしてみちゃったり。
最悪ダメなら引き返せばいいと思い、侵入してしまった・・・あぁ・・・
どうしよう・・・
200メートルほど進んだでしょうか。全くダートが綺麗になる気配なし。てか、悪化してるし・・・
左側はすぐにガケ、転落したら杉の木には引っかかると思うけど、ただではすまないだろう。
右側はご丁寧にコンクリの側溝が埋められており、タイヤが落ちればこれまたただではすまないだろう。
そしてガケ、側溝を覆い隠し、まるで、罠の様に多い茂る草。両脇からはかなりしっかりした樹の枝。
果たして路面の状況はどうなっているのだろう?大きな穴が空いていたら?大きな岩があったら?水で削られたクレバスがあったら?
現に崖側をよく見ると、タイヤの50センチ脇にはボッコリガケが崩れている場所もあるし!
うぉぉぉぉ〜、落ち着け、落ち着け、きっともうすぐ道は綺麗になるさ!そうに決まってる!
この道、行けるよね?!廃道じゃないよね?!アタックしているわけじゃないよね?!ね?!ね?!
だ〜か〜ら〜!
この道、行けるよね?!廃道じゃないよね?!アタックしているわけじゃないよね?!ね?!ね?!
誰か教えてくれ〜〜〜〜!
約1キロほど進んできただろうか、完全に道がどこなのか分からない。
バイクから降りるのも怖くて、またがったまま写真を撮る。
体中はクモの巣だらけ。ハンドルまわりには大小数匹の蜘蛛がうごめいている。
私は完全にテンパッていた。本気で怖かった。
ダートを走る人なら分かってもらえると思うが、路面状況が分からないというのは、恐怖そのもの。
「落ち着け、落ち着け」自分に言い聞かせる。
本当に怖い時は意外に冷静になるもんだ。
最善の方法を考える。
事前にマップルを見ていてこの林道の距離は3キロちょいなのを知っている。後2キロ、引き返すと1キロ。ただし、Uターンが怖くてできない。ここまで来たら進むしか無い!
「運転に集中しろ!足を出してよろよろ走るな!いつも通りの走りをすればいい!」またまた自分に言い聞かせる。
たまに見える路面には、やっぱりクレバスがある!目の前には避けきれない木の枝。
走行ラインを変える。クレバスに引っかかりコケた。
クラッチレバーがズレて、ミラーがグラグラ。でも、全然問題無し!崖から落ちていないんだから!
ミラーを抜き取り、リアシートにくくりつけ走り始める。
ヘルメット、体に木の枝がバシバシ当たる。こりゃ傷だらけだな。
距離メーターを見ると、残り1キロを切っている。もう少しだ。いつもどおり走れば大丈夫だぜ!しっかりやれ!
視界が開けた。走り切ったのだ。
「うぉ〜〜っ・・・」ため息の様な声が自然に漏れる。
なんだよ、こっちはちゃんと通行止めになってるじゃん!
なんか見たことのない植物の種が沢山付いてるし。
ヘルメットは数十匹分の蜘蛛の巣がトリモチ状態になってくっついてるし。
あぁ、ほんとうに生きて帰ってこれてよかった。
そして、ほんとうに生きて帰ってこれてよかったものの、今回は何かあったら大事だった。
こんな道はもう走りません。絶対に。ゴメンなさい。
最初入り口が見つからなく、行き過ぎてしまう。
だって草ボウボウで道になっていないんだもん。
これって、普通、廃道ですよね?
みなさんだったらこの道走ります?
私もそりゃぁやめようと思いましたよ。
でもなぁ、通行止めにもなっていないし、マップルにも載っている林道だし、ひょっとしたら草が生えているのはこの10メーターくらいだけで、すぐに綺麗な道になっているのではないかなんて、都合のいい解釈などをしてみちゃったり。
最悪ダメなら引き返せばいいと思い、侵入してしまった・・・あぁ・・・
200メートルほど進んだでしょうか。全くダートが綺麗になる気配なし。てか、悪化してるし・・・
左側はすぐにガケ、転落したら杉の木には引っかかると思うけど、ただではすまないだろう。
右側はご丁寧にコンクリの側溝が埋められており、タイヤが落ちればこれまたただではすまないだろう。
そしてガケ、側溝を覆い隠し、まるで、罠の様に多い茂る草。両脇からはかなりしっかりした樹の枝。
果たして路面の状況はどうなっているのだろう?大きな穴が空いていたら?大きな岩があったら?水で削られたクレバスがあったら?
現に崖側をよく見ると、タイヤの50センチ脇にはボッコリガケが崩れている場所もあるし!
うぉぉぉぉ〜、落ち着け、落ち着け、きっともうすぐ道は綺麗になるさ!そうに決まってる!
この道、行けるよね?!廃道じゃないよね?!アタックしているわけじゃないよね?!ね?!ね?!
この道、行けるよね?!廃道じゃないよね?!アタックしているわけじゃないよね?!ね?!ね?!
誰か教えてくれ〜〜〜〜!
約1キロほど進んできただろうか、完全に道がどこなのか分からない。
バイクから降りるのも怖くて、またがったまま写真を撮る。
体中はクモの巣だらけ。ハンドルまわりには大小数匹の蜘蛛がうごめいている。
私は完全にテンパッていた。本気で怖かった。
ダートを走る人なら分かってもらえると思うが、路面状況が分からないというのは、恐怖そのもの。
「落ち着け、落ち着け」自分に言い聞かせる。
本当に怖い時は意外に冷静になるもんだ。
最善の方法を考える。
事前にマップルを見ていてこの林道の距離は3キロちょいなのを知っている。後2キロ、引き返すと1キロ。ただし、Uターンが怖くてできない。ここまで来たら進むしか無い!
「運転に集中しろ!足を出してよろよろ走るな!いつも通りの走りをすればいい!」またまた自分に言い聞かせる。
たまに見える路面には、やっぱりクレバスがある!目の前には避けきれない木の枝。
走行ラインを変える。クレバスに引っかかりコケた。
クラッチレバーがズレて、ミラーがグラグラ。でも、全然問題無し!崖から落ちていないんだから!
ミラーを抜き取り、リアシートにくくりつけ走り始める。
ヘルメット、体に木の枝がバシバシ当たる。こりゃ傷だらけだな。
距離メーターを見ると、残り1キロを切っている。もう少しだ。いつもどおり走れば大丈夫だぜ!しっかりやれ!
「うぉ〜〜っ・・・」ため息の様な声が自然に漏れる。
なんだよ、こっちはちゃんと通行止めになってるじゃん!
あぁ、ほんとうに生きて帰ってこれてよかった。
そして、ほんとうに生きて帰ってこれてよかったものの、今回は何かあったら大事だった。
こんな道はもう走りません。絶対に。ゴメンなさい。
by keen44
| 2010-10-05 22:28
| 201010いわきの林道