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アサイ?フカイ?

漏斗胸とバイクと私 8

2週間ぐらいしたら、起き上がり、歩けるようになっていたと思う。
ゾンビのように(笑)

私の大部屋は、私以外に2人の若いヤツがいて、いつも一緒に遊んでた。
夜抜け出すこともよくあって、まさにゾンビ状態で徘徊してた(笑)

看護婦さんも私と5歳ぐらいしか変わらない人が多く、中には研修の学生さんもいて、
術後の激闘とは、全く別の、楽しい入院生活が始まった。

看護婦さんも、年寄りよりは、若い男のほうが楽しいようで、よく話をしてくれたし、仕事がオフの時は、お見舞い扱いになるのだと思うが、私服で病室にやってきて、「〇〇くん!今から原宿に買い物にいくけど、なにか欲しい物ある?」って、来てくれた。
私は、キディランドに行って、タミヤの1/12、マイクヘイルウッドレプリカを買ってきてって頼んだ。
ちゃんと買ってきてくれたよ(笑)
それから病室では、プラモデルが流行って、若者3人はよく作ってた。いつも接着剤臭い病室だったよ(笑)
プラモデルが完成すると、その看護婦さんは、「〇〇くん!これ、貰っていい?」って、聞いてくる。
私も嬉しいから「いいよ!」って(笑)
後に、NCRレーサーも買ってきてもらって作ったな。これも持って行かれた(笑)

寮の電話番号も教えてもらったし、オフの時、向こうからも電話が来た。
ある日病室にいると、別の看護婦さんが、「〇〇くん!彼女から電話だよ♡」って。
電話に出てみると、聞いたことのない女性の声で、「〇〇さんですか?」って言うから、「はい。」って答える。するとその知らない女性は、「ちょっとまってね!」って、プラモデル買ってくれた、いつもの看護婦さんに代わるわけ(笑)これなら、同僚の看護婦さんにばれないですむもんね。

夜の、だれも居ないロビーで会ったこともあるし、手紙も貰った。

ま、いわゆる、恋、ってやつだな(笑)

どれも時効の話しだし、辛い思いをしたので、このくらいの幸せは貰っても、バチは当たらないでしょ?(笑)

私は、こんなエピソードがあったからとかではなく、看護婦さんを尊敬している。
下の世話をしたり、体を拭いたり、頭を洗ったり、仕事とは言え、嫌な顔をせず、一生懸命やってくれる。
激痛の中、助けてくれたのは看護婦さんたちだ。
エロい意味とかでは全く無く、本物の女神に見えたのだ。

一ヶ月が過ぎ、退院する日がやって来た。
不思議に思うだろうが、退院したくなかった。
だって、修学旅行みたいに、毎日が楽しかったから!
病室の仲間、仲の良い看護婦さん。別れたくなかったよ。
一ヶ月ぶりに私服を着て、病室を後にする。
みんなで見送ってくれたよ。ICUの看護婦さんにもお礼を言いに行った。

退院することは嬉しいことだ。でも…涙が出そうだった…
by keen44 | 2011-07-10 18:03 | ひとりごと